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本のルーツ

自分だけの生活の知恵が増えてくると、よりよい情報を共有したいという想いから「自費出版」を夢見るかたも多いかもしれません。そこで今回は印刷のルーツを見ていきたいと思います。本だけではなく一枚の紙に印刷されたものも含んだ、1500年までに活版印刷によって作られた印刷物をインキユナブラと呼んでいます。莫大な量の印刷物により、情報の伝達や流通の速度を劇的に進めたということは、ルネサンスを増長し、政治経済はもとより、芸術文化、宗教など多方面に渡り、大きな影響を与えたと言われているようです。特に聖書の制作が従来の写本よりも安くなり、新しい知識や思想の普及に大きな役割を果たしたこともあり、宗教改革においては、原動力になったともいわれています。 さらに時を経ると、ドイツで銅版を腐食して凹版とするエッチングという技法が考案されているようです。エッチングは腐食液に耐えるグランド液を塗り、針で描画、腐食液で描画部分を腐食し、グランドを除去していくと言われています。その後、インキを詰めて非画線部のインキを拭き取り湿らせた紙に印刷するというのが一通りの流れと言えるでしょう。凹版技術による印刷物は活版にはない風合いを出すことができ、ルネサンス時代には、活版と凹版が併用して使われること がよくあったようです。このように、印刷技術の発展をみてみると、現代の印刷技術の発展は目覚ましいものがあると言えるでしょう。格段に印刷技術が身近になった今、自身の経験などを自費出版として世に送り出すというのも、当時から比べたら容易いものであるのかもしれませんね。

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